2月も今日で終わり。
急に寒くなったので,気分では春が遠のいたような気分もしますが,
暦は着実に,春がやってくるのを教えてくれます。
今日は沈丁花の香りもしました。
ある人から板橋興宗というお坊さん(真言宗だったかしらん)の
話がおもしろいと聞いて,それからずっとチェックをいれていました。
禅の修業をまじめにやっているお坊さんです。
その人が新しく出した本で『ありがとさん』というのがあります。
いままでなかなか納得のいかなかったことが,ちょっと
わかりやすく書かれています。
いくつかなるほどと思ったところがあるのですが,ひとつだけ
ご紹介します。
> この瞬間は二度と繰り返せない
> たとえば,私は特別な事情がない限り,エスカレーターには
>乗りません。一足一足,歩いて階段を上ります。
> そのとき足の筋肉が感じる直接の刺激の一歩一歩,
>その「出合い」こそが,いま生きている事実なのです。それを
>ジカに感じ取っているのです。
>これを仏の教用語では「因縁」ともいいます。
息をすることが大事だともいうこの板橋さんのわかりやすさ。
日常の繰り返しを,「出合い」を含みながら,淡々とすること。
板橋さんの本を読んでいたら,なんだかちょっと,
わたしにもできそうな気がしてきました。
何を?
さて,なんでしょう?